マスク品薄です
マスクが品薄です
高額転売ができなくなり、少し自体はましになるかと思われますが、楽観視はできません
本来的には、マスクは一人一枚です
本人に一枚ではなく、患者さん一人に対して医療従事者が一枚使うという意味です
患者さんが咳をしていて、飛沫感染するような病原体が疑われる場合にはマスクを着用してもらいますが、無症状の人がマスクをする意義はありません
予防効果も限定的です
医療従事者は、相手に何かで汚染しないように、また自分が飛沫を浴びないようにという意味でマスクをします
僕は何らかの処置をする際のみマスクを着用しますが、処置後は廃棄しています
着け続けると逆に不潔なので・・・
巷では妊婦さんにマスクを配布したりということもしておりますが、マスクをしなければいけないのは、妊婦さんではなく、妊婦さんの診療をする医療機関のスタッフです
医療機関にマスクが行き渡るよう願います
布マスクの効果は?
それでもマスクをしていないと不安だということで、布マスクを作ったり、販売を促進する動きもあります
布マスクは実は不潔です
つけた方が感染を助長するかもしれません
海外の病院職員を対象とした研究で、サージカルマスクと、布マスクの感染予防効果を調べたものがあります
それによると、布マスクをするとサージカルマスクよりも多く感染症を患ってしまっています
コントロール群はマスクをつけていなかったわけではなく、いつも通りにしてくれというグループなので、マスクをつけていなかった人は1%です
一般人ではなく医療従事者を対象としている点は注意しなくてはなりませんが、布マスクの方がサージカルマスクより危険です
マスクをつけないのと布マスクをつけるのではどちらが危険かはわかりませんが、少なくともサージカルマスクには感染予防の意義はほとんどありませんので、布マスクはリスクを増やすだけではないかと考えられます
つけない方がまし
ということです
保湿効果や保温効果を期待して使用することに関しては特に何も申し上げることはありません
花粉の予防については、花粉の吸着効果が指摘されているものの、どれだけ症状を軽減できるかという報告はないのでなんともかんともです
何を目的にマスクをしているかということを考えておかないと、安心感とは裏腹に、得られるものは健康被害ということにもなりかねません
基本的にはできることは以下のことです
症状があるならマスクと手洗い
そうでないなら手洗いしまくる
変に安心感を求めて不必要なことまですることはないと思っています